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新潟県の民話がいっぱい!「ごしょう(技(わざ))比(くら)べ」

「ごしょう(技(わざ))比(くら)べ」 mukasi


ごしょう(技(わざ))比(くら)べ

小国沢 村山ヨシ

 昔あったそうな。小千谷の川端(かわばた)で魚釣(つ)りしている人がいたと。その魚釣りは、釣りあげると、そこで煮て食うがだと。そこへ方丈様が
 「いたか」
というて来たと。
 「ああいた」
と返事すると、方丈様が、
 「ごしょう比べ(技くらべ)しよう」
とおいうがだと。魚釣りも承知(しょうち)して、二人でごしょう比べすることになったと。魚釣りは
 「じゃ、おが魚の泳ぐどこ見てもろうか」
というて、よく煮た魚を水の中に投げると、ついついと泳いでいるがだと。方丈様の口から出た魚が、おちょうろう様(長老か?)になって、黒い着物来て上へのぼっていくがだと。ほうして方丈様がごしょう比べに勝ったと。いちがさけた。


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