※当日、会場収録の瞽女唄が聞けます
旧来より1月11日は、大晦日や元旦から閉ざされていた蔵を
初めて開き祝う「蔵開き」という習わしがありました。
その日長岡瞽女たちは町家や商家の門口に立ち、
おめでたい場面を盛り立てたといいます。
今年も、大手通でこの「蔵開き門付け」を開催しました。
当日、「Gallery沙蔵」で歌われた瞽女唄を聴くことができます。
ページの下の方をご覧ください。
日時 2022年1月10日(月曜・祝)
予定時間:
アオーレ門付け(アオーレ長岡ナカドマ)
午前10:00〜
大手通門付け(大手通周辺店舗前)
午前10:20〜※瞽女唄:ションガイナ節
屋内演奏会(Gallery沙蔵にて)
午前11:00〜
門付けして歩くところ
アオーレ長岡ナカドマ→大手通周辺店舗前→Gallery沙蔵(蔵の中で、1時間ほど瞽女唄を聞きます。)
参加料 自由料金(ドネーション制=お気持ちでご寄付を)
瞽女唄 越後瞽女唄・葛の葉会
主催:瞽女唄ネットワーク
協力:Gallery沙蔵、長岡市大手通商店街振興組合、宝石のミヤコヤ、斎藤尚敏商店、鍋忠金物店、器の店ふじい、ほか
後援:長岡市教育委員会
お問い合わせ:0258-46-8054(鈴木)
【瞽女について】
瞽女は、旅をしながら三味線を伴奏に歌をうたって歩いた盲目の女芸人です。三、四人がグループになり、晴眼の手引きに先導され、昼は民家の戸口に立って門付けを行い、夜は泊まり宿で近間の人たちを集めて一夜語りをし、米や銭など幾分かの報酬を受けて渡世していました。娯楽の乏しい田舎の人たちにとって、瞽女の来訪は待ち遠しいものでした。
新潟県には長岡瞽女と高田瞽女の二派が大きくその組織を形成していました。長岡瞽女は明治時代四百人もの瞽女集団があり、瞽女頭山本ゴイが旧長岡市大工町(現日赤町一丁目)に瞽女屋敷を構え、集団を取り仕切っていました。
当日披露された瞽女唄(Gallery沙蔵にて)※簡単な瞽女唄の解説も聞けます。
・数の宝(ションガイナ節) 須藤鈴子・五島直子
・初めの挨拶 鈴木宏政(瞽女唄ネットワーク事務局長)
・門付け唄「岩室」 室橋光枝・小方理恵
・正月祝い口説の解説 鈴木宏政
・正月祝い口説 小方理恵
・巡礼おつるの解説 鈴木宏政
・巡礼おつる・一の段 小方理恵
・巡礼おつるの解説 鈴木宏政
・巡礼おつる・二の段 室橋光枝
・瞽女唄解説 鈴木宏政
・発ち唄 伊勢音頭くずし 室橋光枝
・閉会の挨拶 鈴木宏政