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三味線と語りを楽しむ(平成30 年12月2日)十日町情報館で上演された葛の葉会の瞽女唄が聴けます。

瞽女唄gozeuta

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新潟県立歴史博物館主催
 「三味線と語りを楽しむ」記録実録

三味線と語りを楽しむ

2018年12月2日(日曜日)
午後1時30分〜3時40分

十日町情報館 視聴覚ホール
 (十日町市西本町2丁目1番地1)

新潟県立歴史博物館の主催、にいがた文化遺産活用推進プロジェクトの関連イベントとして、十日町情報館にて開催されました。
瞽女文化の面白さを学び、瞽女唄をたっぷり味わうことができる内容です。じっくりとお聴きください。

◆内容
○講演「瞽女文化を考える」
 講師 鈴木 昭栄(瞽女唄ネットワーク会長)
○瞽女唄演奏
 演奏 横川 恵子 (越後瞽女唄・葛の葉会)
    金川 真美子(越後瞽女唄・葛の葉会)

 

「三味線と語りを楽しむ」 瞽女唄一覧

演  目 ・ 解  説 出 演 者
講演「瞽女文化を考える」
〈講師プロフィール〉鈴木昭英(すずきしょうえい)
 昭和7年、長岡市生まれ。昭和31年大谷大学文学部史学科卒業。昭和36年大谷大学大学院文学研究科博士課程満期退学。博士(文学)。専門は宗教民俗学。昭和36年大谷大学助手を経て、大阪市立博物館、長岡市立科学博物館の学芸員を歴任。昭和48年から長岡市立科学博物館館長を務める。真宗大谷派長福寺前住職。日本宗教民俗学会顧問、日本山岳修験学会顧問、瞽女唄ネットワーク会長、瞽女文化を顕彰する会理事長などを務める。
 『越後瞽女ものがたリ―盲目旅芸人の実像―』岩田書院(2009年)、『瞽女―芸道の軌跡―』瞽女文化を顕彰する会(2018年)『越後・佐渡の山岳修験』法蔵館(2004年)など瞽女や修験道に関する著作多数。 ※当企画のチラシより転載
講演:鈴木昭英
「瞽女文化を考える」 を聴く
59分40秒 mp3(54.6MB)
門付け唄「鹿児島おはら節」
   花は霧島 たばこは国分
    燃えてあがるは、オハラハー 桜島
 鹿児島民謡。この唄は、元来日向の安久部落(宮崎県都城市〉から来て、それが伊敷原良に根をおろしてヤッサ節といわれた。大正時代になって、鹿児島の一六という芸妓が歌ったので、一六節ともいわれ、その一門の新橋喜代三がこの歌を鹿児島小原節と改題して昭和9年にポリドールからデビューしたのが大ヒットとなり、全国に流行した、瞽女も盛んに歌った。
唄:横川恵子
「鹿児島おはら節」 を聴く
1分54秒 mp3(1.75MB)
民謡「新保広大寺」
 越後ごぜ達が唄い広めた「新保広大寺節」は、全国にひろまり、江戸時代の五大流行唄の筆頭ともいわれた。
唄:金川真美子
「新保広大寺」 を聴く
3分01秒 mp3(2.78MB)
祭文松坂「葛の葉子別れ」
 和泉の国信太森(しのだのもり)の白狐が安倍保名(あべのやすな)と契って夫婦になり、間に出来た子が陰陽師(おんみょうじ)の安倍晴明だという伝説を脚色したもの。近世初期に浄瑠璃や歌舞伎に上演されて普及。享保19年(1734)、竹田出雲が浄瑠璃『芦屋道満大内鑑』を書いて集大成したが、瞽女唄の「葛の葉子別れ」は、これに基いて作成されている。
 保名は、信太森で白狐を助けたが、その狐が恩を感じて許婚の葛の葉に化けて保名を訪ね、夫婦になって一子をもうける。ところが、本当の葛の葉が現われるということで、[恋しくば訪ね来て見よ和泉なる信太の森の恨み葛の葉] の歌を残して立ち去る。今回はその一部の聴かせ所を語ってもらう。
唄:金川真美子
「葛の葉子別れ 一の段」 を聴く
12分06秒 mp3(11.0MB)

唄:横川恵子
「葛の葉子別れ 二の段」 を聴く
13分45秒 mp3(12.5MB)
瞽女万歳「柱立て」
 太夫と才蔵が掛け合いしながら面白おかしく正月をことほぐ。才蔵の語る駄洒落を太夫がたしなめる。江戸ではやった三河万歳の系統を引く。瞽女がよく歌ったのは、「経文」と「柱立て」。「春は万歳、夏は神楽」といわれ、年の始め、「春語り」などに語って、家の繁栄、商売繁昌を祈った。「柱立て」が今に遺る。
唄:横川恵子・金川真美子
柱立て を聴く
9分19秒 mp3(8.55MB)

 


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