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第25回妙音講と瞽女唄演奏(2021年4月24日)で上演された葛の葉会の瞽女唄が聴けます。

瞽女唄gozeuta

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第25回 妙音講 2021年4月24日(土曜日)

唯敬寺 長岡瞽女の瞽女頭・山本ゴイの住まいである大工町(現、日赤町一丁目)の瞽女屋で瞽女本尊弁才天を祭る妙音講が開かれた。その儀式を「瞽女唄ネットワーク」が再現し、平成8年5月、唯敬寺(えいきょうじ)を会場にして50年ぶりに復活した。
 かつて瞽女屋で行われた妙音講は、唯敬寺住職が瞽女頭山本ゴイの先祖を祭る仏壇にお経を上げ、参集の瞽女一同がお参りした。そのあと住職が「瞽女御条目」を読み上げるので、かしこまって聞いた。瞽女御条目には、瞽女の元祖は嵯峨天皇の皇女相模宮姫だとする瞽女縁起や、瞽女の守るべき規約、掟などを書いた式目(条目)が書かれている。それが終わればお斎(とき)となる。お斎には幾番膳も出て、みな順次席に就いて頂いた。
 お斎が終わって一段落すると、今度は紋付を着た山本ゴイや重立(おもだち)の師匠たち四、五人が前に出て三味線を揃えて京唄(地唄)の長唄もの「桜づくし」と「行く春」の二曲を歌い、弁天様に奉納した。それが終れば、若い瞽女達を中心に自慢の瞽女唄を披露し、美声を競った。
御条目朗読 唯敬寺を会場にして復活した今日の妙音講では、「桜づくし」だけを奉納している。この曲は、江戸前期の地唄(上方唄・京唄)の作曲家、演奏家であり、長唄の創始者でもある佐山検校(〜1694)の元禄時代の作と言われている。妙音講が桜の満開の時期に行われるので、この曲が選ばれたようである。多彩多様な桜の名が表現されており、春の盛りを謳歌するめでたい唄である。

妙音講のわかりやすい説明はこちら

期日:2021年4月24日(土)
開演:13:30
会場:唯敬寺(長岡市草生津3丁目2?27)

第一部 @読経  御本尊阿弥陀如来  導師:三条正憲住職
    A瞽女御条目 朗読
    B弁天様への奉納唄 「桜づくし」 横川恵子、金川真美子

第二部 @門付け唄 「岩室」 横川恵子、金川真美子
    A祭文松坂 「八百屋お七」―忍びの段―
       前半 室橋光枝
       後半 小方理恵
    B発ち唄 「伊勢音頭くずし」(全員:横川・室橋・金川・小方)

「第25回 妙音講」 瞽女唄一覧

演  目 ・ 解  説 出 演 者
開会挨拶
 瞽女唄ネットワーク前事務局長の高橋実が、妙音講や瞽女唄について簡単な解説をいたします。
挨拶:高橋実
解説 を聴く
5分31秒 mp3(5.06MB)
瞽女式目
 瞽女の由来と戒律や掟を記した御条目を唯敬寺三条正憲住職が格調高く謳いあげます。瞽女は由緒ある職業で、普通の農民とはちがうのだという職業の自覚を持たせるために作られたといわれています。
朗誦:三条正憲・唯敬寺住職
ご条目朗誦 を聴く
8分49秒 mp3(9.16MB)
京唄 桜づくし
 この妙音講では「桜づくし」のみを奉納しています。この曲は江戸前期の地唄(上方唄・京唄)の演奏家・作曲家で長唄の創始者として江戸で活躍した佐山検校(-1694)の元禄時代の作品です。妙音講が桜の花の咲く頃行われたので、この曲が演奏されたようです。桜づくめの文句で、多様多彩な桜の名前がたくさん出てくるめでたい唄です。
唄:横川恵子・金川真美子
京唄 桜づくし を聴く
20分00秒 mp3(18.3MB)
門付け唄「岩室」
 長岡瞽女が地元の中越地方を旅するときに歌った門付け専用の唄。男女相愛の情を七七七五の口語文で表わした都々逸風の唄。三味線の弦をゆるめ、ジャンコジャンコジャンコと低音の調弦で早めて歌う。文句の中にイヨという合いの手が入るのでイヨ節と称する人もいた。最後の瞽女金子セキさんと中静ミサオさんは、民謡をこの曲節に合わせて門付けに歌うこともした。
唄:横川恵子・金川真美子
岩室 を聴く
1分08秒 mp3(1.04MB)
祭文松坂「八百屋お七」―忍びの段―
 「八百屋お七」は、江戸本郷の八百屋の娘お七が、天和3年(1683)放火の罪で火あぶりの刑に処せられた。井原西鶴が、その翌々年、浮世草子『好色五人女』にこのお七の事件を取り上げ、これを小説化して町娘のいちずな恋と可憐な娘心を描き出した。お七の悲恋と残酷な処刑の話は、元禄・宝永年間に歌祭文(うたざいもん)になって世に広まり、さらに歌舞伎、浄瑠璃にも取り上げられ、改作が重ねられた。
 「火炙りの段」は、年端もいかぬお七がまた火事を起こせば、再び吉三に会えるものと、吉三恋しい一心に、放火の大罪を犯す。白洲の前で年を若く言えば、その罪を免れるのに、正直に丙午生まれの十六歳と答え、鈴ヶ森で火炙りの刑に処せられる。火炙りの刑を目前に、両親や吉三との切ない別れの愁嘆場へと語りは展開する。
唄:室橋光枝
八百屋お七 前半 を聴く
14分41秒 mp3(13.4MB)

唄:小方理恵
八百屋お七 後半 を聴く
11分25秒 mp3(10.4MB)
発ち唄「伊勢音頭くずし」
 出発を前に、世話になった瞽女宿の人へお礼代わりに唄う唄。家の繁昌と家族の健康を祈るめでたい歌詞が特徴です。
唄:横川・室橋・金川・小方
伊勢音頭くずし を聴く
5分03秒 mp3(4.64MB)

 


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