越後の昔話名人選CD演目・内容紹介(全11枚組・分売可/1枚 2,000円) |
■「越後の昔話 名人選」CDの頒布について ■(ストーリーの前に…)
<民話の語り部の方へ>
活字の民話をどのように表現したらいいのか、今、多くの語り部の方の共通の悩みです。ここに豊富な回答が用意されています。ご自分の性格に合った大好きな民話を選び、そして自らの語り口調を発見すること、ここから自分にしか表現のできないユニークな語りが生れます。新潟県で名人と言われた方々の語りをまず、聞いてみてください。語る方の性格と民話の内容、語り口調の絶妙なマッチングを発見されることでしょう。
名人と呼ばれた方々の語りから得られるものは数多くあります。それをご自身の語りに活かしてください。貴方にしか語りえない昔話が紡ぎ出されることと思います。
<昔話ファンの方へ>
当CDに採録されている民話は既に聴くことができなくなった新潟県の優れた語り手による昔話を選定した民俗学的にも貴重な資料です。活字でしか接することが難しくなってきた昔話を、語り伝えられた地の方言でたっぷりとお楽しみください。面白いから伝承され続けてきた、その宝をいつまでも大切に伝えたいと思います。
<「越後の昔話名人選CD」について>
新潟県の瞽女唄の普及と継承を目的として設立された「瞽女唄ネットワーク」では、併せて、平成6年以来「語りつくし越後の昔話」と題して、新潟県下各地にお住いの名人級の語り手による昔話を聞く会を開いてきました。このCDは、その時の収録テープを元に、編集して頒布するものです。
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語り手 |
演目(収録年)収録時間/解説 |
越後の昔話名人選@ 第1巻
< CD番号:01 >
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越後の昔話名人選@ 第1巻 南雲キクノ(なぐも きくの)
- うさぎどんとふっけろどんのとびっくら(1995年)14:28
ウサギと蛙が餅をつき、ウサギがそれを独り占めしようとして山から転がして先に見つけたものが食おうと提案するが、反対に蛙に喰われてウサギのたらしたよだれが大川になってしまった。
- 大蛇と花嫁(1997年)14:22
婆さんを呑みこもうとした大蛇に、離してやれば娘を嫁にやると約束したが、娘は嫁入り条件に数珠を所望して難を逃れるが、道に迷って泊めてもらった家は、助けた婆さんの家だった。
- 浜のあんさと弥三郎婆(1998年)15:18
魚の干物を売っていた兄さまは道に迷って弥三郎婆さにあう。弥三郎婆さに魚を奪われたが、婆さが寝ているうちに焼けた魚と餅と甘酒を盗む。弥三郎婆さはキツネの化けた姿だった。
- 殿様とへっこき嫁(2001年)18:30
貧乏だが働き者の娘は屁が癖だった。殿様の行列を見て、和歌を詠んで褒められる。久し振りに御馳走食って大屁をこいてしまった。その屁で落ちた葉が大判小判に変わってしまった。
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越後の昔話名人選AB 第2巻・第3巻
< CD番号:02 >
< CD番号:03 >
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越後の昔話名人選A 第2巻 高橋ハナ(たかはし はな)
- ぼたとかえる(1996年)3:38
婆さとアネがいて、牡丹餅に「アネが見たら蛙になれ」といって外へ出た。婆さの留守にアネが牡丹餅食ったらうまのでみんな食ってしまった。牡丹餅の代わりに蛙を入れておいた。
- ムジナととっつぁ(1996年)3:36
毎晩化け物がでるという話で、男がかかの止めるのもきかず、ナタをもって退治することになった。木の上で待っていると婆さが死んだという告げがあった。棺桶を木の下において行列が去ると、棺桶の蓋が開いて、死人が木に登ってきた。
- 鳥を呑んだじさ(1996年)5:24
爺さが山に行くというので、婆さがお昼ご飯に団子を持たせてくれた。団子を鳥にやると鳥が腹へ入って、腹から羽根が飛び出して、それを引くと、きれいな唄を歌った。殿様がそれを聞きつけて…。
- へびの恩返し(1997年)13:13
兄が仕事に行く途中、子どもが蛇をいじめていた。兄が蛇を助けてやると、夕方若い娘が訪ねてきた。翌朝、御飯ができていた。娘が嫁になって子供ができることになった。子供を産むところを見てくれるなと頼んだ。
- あわてもの(1998年)4:43
とっつぁんが弥彦参りに行くというので、朝梯子の足に脚絆をはかした。弥彦について弁当だと広げてみたら、枕だった。餅を買ったがそれは木で出来た看板の餅だった。
- ねこのばけもの(1998年)6:32
侍が奥さんを連れて峠を登って行った。峠の途中で産気づいた。峠を降りたところに産婆さんがいるという。産婆さんを呼びに行ったすきに奥さんが居なくなった。化け猫が木の上で奥さんを食っているところだった。
- 安寿と厨子王(1999年)14:51
安寿姫と厨子王丸が都にいる父の行方を尋ねて旅に出た。港町で宿がなくて、橋の下で泊っていると山椒大夫が通りかかって、人買いに連れられた。
越後の昔話名人選B 第3巻 高橋ハナ(たかはし はな)
- しりきりいなり(1997年)4:47
馬に魚をつけてきたら婆さに化けたキツネに取られてしまった。翌日キツネに化けた婆さを馬の鞍に縛って家に連れてきて殺し、しりきり稲荷大明神と神様に祭った。
- きのこのばけもの(1998年)2:53
お宮の裏に小人が踊っていた。きのこの化けもんだった。お互い嫌いなものを言い合った。爺さが嫌いなものは小判と答えると小判を投げつけた。
- 女房膝元の仇(1999年)4:41
畑打ちにいったら、間違って隣の子供を殺してしまった。女房ひざ元の仇といって怖いものはない。男と女房がけんかしたら、女房が殺したのをばらすぞと脅した。
- きつねに騙された兄(2000年)4:30
アニはキツネが化けて子どもとアネさになったのを見ていた。家に入るとアニはそれがキツネだと教えたが、家の人は信じない。火で焼いてもキツネの尻尾は出さない。アニは頭を摺って坊さんになることになったが…。
- 入日長者のお菊(2000年)17:44
朝日長者と入日長者があった。入日長者のお菊が継母に嫌われる。入日長者の三次がお菊の腕を切って、山に捨てられた。手のないお菊が朝日長者に助けを求めた。お菊はあん様の嫁になり、子供ができた。
- しっぺい太郎(2001年)9:44
山の中に琵琶法師が旅している。夜になって泊めてもらったお堂には、化けもんが住んでいて、夜中に踊り出した。踊りながら「しっぺい太郎にきかせんな…」と唄っていた。
- 初夢(2001年)7:43
青年の正月の初夢に神様が出てきて「金瓶を授けてやる」といった。旦那様の家で初夢に見た梅の木の下に金瓶が埋まっているが、掘らせてほしいと頼んだ。夜中に旦那差が掘ってみたら、黒いものが飛び出て行き何もなかった。
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越後の昔話名人選CD 第4巻・第5巻
< CD番号:04 >
< CD番号:05 >
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越後の昔話名人選C 第4巻 山崎正治(やまざき しょうじ)
- おいよ(1995年)9:25
小千谷の坪野においよがおしっこしていて、蛇にかけた。「へび、おいよがでっかくなったら嫁にやる」という約束する。おいよが大きくなる、庭に徳利が落ちていた。16歳の時釜が島のお寺にお参りに行く時…。
- 薬屋と化け猫(1995年)8:01
富山の薬売りがやってきて、昼寝宿を頼んだ。塩ますの御馳走がでた。薬売りが昼寝していると家の猫が入ってきてか枕を台にして塩ますを盗んだ。それは猫がコヲフイ(ずる賢い)猫だった。
- ブツ(1996年)4:08
秋山にブツという子がいた。3年忌にお寺に方丈を頼みに行った。ブツは黒い着物のカラスを方丈様と間違えてを頼みに行ってきた。甘酒を御馳走するつもりで瓶をおろそうとするが…。
- 人年貢(1996年)8:05
六部が村の庄屋によると、娘が神様に年貢に取られるというので泣いていた。六部が代わりに行くことになった。夜中にムジナが下りてきて歌いつつ踊り出した。箱の蓋を取ってみると空っぽだった。
- かにかにこそこそ(1997年)11:02
爺様と婆様がいた。爺様が川で足を洗っていると足元にカニが出てきた。爺様は池を作って飼っていた。家に連れてきて婆様に見せると「煮て食べたい」という。爺さはこのカニを婆さにみつからないように井戸に入れて隠していた。
- じさの天昇り(1997年)9:28
爺様が庭を掃除していたら、でっかい豆が出てきた。その豆が天上まで伸びて行った。秋になって豆の木に登って雲の上まで届いたら、天上に着くと天女が金や銀でできた食器で御馳走してくれた。
- かかもろうとけや(1998年)3:58
貧乏な夫婦がいた。つぁつぁが死んだマネして棺桶にはいった。掛取りが来るとつぁつぁが死んだと聞いて戻っていったが。大家が香典を出そうとしたが、かかは遠慮して受け取らない。棺桶の中でつぁつぁがいった。「かかもろうておけ」。
越後の昔話名人選D 第5巻 山崎正治(やまざき しょうじ)
- 縁結びの話し(1998年)10:11
なる神三蔵という侍がいた。戦争に出たが、負けて出雲の社の下で眠ってしまった。目を覚ましたら出雲の神様が縁結びの相談をしていた。縁の下の侍に似合う嫁が居ないかと相談したが…。
- じさと豆(1999年)8:32
爺さと婆さが始めたら、でっかい豆がころんと出た。その豆をめぐって爺さと婆さが争った。爺さの留守に婆さが炒って食ってしまった。爺様が豆を探してネズミの穴に入って行った。
- 草刈った(1999年)3:38
爺さと婆様が居て、婆さが洗濯していたら、イモが流れてきた。イモを煮て、爺の帰りを待っていた。爺様の帰りを待っているうちに一人で食いすぎて屁がでて外に匂いが爺様に届いた。
- 笑う骸骨(2000年)7:10
七兵衛と権蔵が旅に出た。怠け者の七兵衛は働き者の権蔵を殺して金を盗んだ。一人で前の場所に出ると唄が聞こえてきた。木の上に骸骨が下がって唄っていた。それは権蔵の骸骨だった。
- 地獄荒し(2000年)12:52
医者ろんと山伏と軽業師と3人がふぐ料理食って、フグの毒にあたって3人は死んでしまった。3人が閻魔様の前に出て、3人とも地獄にやられることになった。3人は知恵を働かして地獄から逃れた。その知恵は…。
- 三枚の札(2001年)11:50
あるお寺に和尚と小僧が住んでいた。和尚が小僧に山に行って花をとってくれと頼んで、3枚の札を預けた。小僧が花取っているうちに日が暮れてしまった。向こうに明かりが見えた。そこには婆様が一人いた。
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越後の昔話名人選E 第6巻
< CD番号:06 >
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越後の昔話名人選E 第6巻 樋口倶吉(ひぐち ともよし)
- キツネと山伏(1995年)6:59
坊様が悪魔を退散のために法螺の貝を鳴らして歩いていたときキツネが昼寝していた。キツネの耳のそばでほら貝を鳴らしたら、キツネはびっくりした。途端にあたりが真っ暗に…。
- 卯の木のばくろう(1995年)8:46
卯の木の博労が年の暮れに金がなくなった。やけになって酒を飲んだとき、桔梗っ原のキツネが博労に化ける話を聞いた。本物の博労が長岡の殿様に馬になったキツネを連れて行った。
- だいろ(1996年)6:15
爺さが山に仕事に行った。帰りに蓑の下にだいろがいた。だいろが嫁を貰いに行くので、香煎を作ってほしいといった。旦那様の家に泊まった時、香煎を女衆の口に塗りつけた。
- 鉄砲うち(1996年)3:49
若い時鉄砲撃ちに行くと、暗くなって泊めてもらった家は、荒れた家だった。そこに婆さがいて、鉄砲撃ちをにらみつけた。婆さ狙って打ったが、婆さは笑って弾を拾って苧桶に入れた。
- ざとんぼ(1998年)6:45
座とんぼが山の中の家の前で三味線を弾いたが、家の人は誰も出てこない。娘が言うには、ここは夜中に化けもんが出て人を食うと話す。夜中に化けもんと座頭は嫌いなものを何かと問答する。座頭は、銭と牡丹餅が嫌いだという。
- だんごころころ(1998年)4:55
婆さの作った団子が穴に転がり込んだ。爺さが穴に入って行くとネズミが餅をついていた。爺さが猫の鳴き声をまねるとネズミは大騒ぎで逃げだした。婆さが待っていても爺さは戻ってこない。
- かかとキツネ(2000年)9:27
独り者のかっかがいたが、畑で小便していたら、キツネが見ていた。かっかのけつにいぼがあるのを見つけた。役人の化けたキツネがいぼを見せろとやってきた。役人の好きなものを聞くと小豆まんまと油揚汁が欲しいといった。
- 秋山のべんすけ兄(2000年)12:13
秋山の弁助という家に婆とあにが居た。あにが湯治に来ていた女衆を好きになった。嫁に欲しいとお土産を持って頼みに行った。祝言の晩はにぎやかだ。嫁の実家へ婿が挨拶に行った。風呂も炬燵も初めてだった。
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越後の昔話名人選F 第7巻
< CD番号:07 >
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越後の昔話名人選F 第7巻 富川蝶子(とみかわ ちょうこ)
- もくず長者(1996年)9:04
身上いい旦那様の家に3人の若い衆を使っていた。豊作のお礼に3人に褒美を出そうと思うが望みが何か聞いてみた。3人目はもくずという名前だった。もくずの望みはここの家の婿になりたいといった。
- 煮豆のおかわり(1996年)5:21
和尚と小僧が住んでいた。何時も小僧は和尚に馬鹿にされているので、いつか仕返しをしようと思っていた。和尚は小僧に煮豆を煮ておくように言いつけ小僧のいないとき一人で食おうと思っていたが…。
- 笑うという字ができるまで(1997年)3:10
神様が漢字を作っていた。笑うという字を作ろうとして知恵が浮かばない。一休みしていると、犬が笊をかぶっていたのを見た。それで犬に竹冠を作って、褒美に犬に足をつけてやろうとして犬という字ができた。
- 和尚さんと小僧(1997年)10:53
近所の人が和尚さんに。魚の煮つけを持ってきただった。和尚は一人で食おうとしてこれは「カミソリ」というものだと教えた。小僧が何とかして食おうと考えた。法事に出かけようとして渡し船にのったが…。
- 三の神のまじない(1998年)15:26
知恵の足りないあんにゃが嫁の実家に一見に呼ばれることになった。あんにゃは、風呂で酒粕を食べて不思議がられる。寝る時にはふんどしで枕を縛り付けていた。
- さようでございます(1999年)6:30
知恵の足りない男がかっかと暮らしていた。仲人が、隣の村に娘がいると聞いて嫁を世話しようとした。嫁の家に呼ばれてゆくことになった。仲人があんにゃに紐をつけて、紐をひっぱったら挨拶しろと教えた。
- ミノにぼた餅(1999年)12:14
爺様と婆様がいて、寒い日に牡丹餅して喰う事になった。そこへ座頭の夫婦連れが泊めて欲しいと頼む。お客に牡丹餅を食べさせるのは惜しいと思って爺様に相談と、座頭には御粥食わせておいた。
- [附録]私と昔話(1997年)2:07
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越後の昔話名人選G 第8巻
< CD番号:08 >
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越後の昔話名人選G 第8巻 大掛きみこ(おおがけ きみこ)
- 恩返しの旅(2002年)6:59
旦那衆が貧乏になったので、明日の食いものがないという相談したのを聞いた猫が、旦那衆に恩返ししようではないかと犬と鶏と馬に相談した。夜になって、山賊の家をのぞいてみると猫と犬と馬と鶏が一緒に鳴いた。
- 女の雷様(1998年)3:21
米山の方から赤い切れが飛んできた。女の神様だった。みんなして下の重箱にあった御馳走を食べた。その御馳走はヘソの煮ものだった。その下の御馳走を見ようとしたら、ヘソの下は見るものでない。
- 娘と医者どん(1999年)3:32
風邪一つ引かない娘が風邪ひいて、医者に行くと、「舌出して」というので、娘は腰巻まくって、下出したと。そろっとさわったら、娘がぶるぶるふるえ出した。
- 珍しい棒(1999年)2:51
嫁と姑が住んでいた。婆さと嫁が男の真ん中にあるものは、骨があるかないかとけんかになった。隣のあんにゃが来たので触らしてもらうことになった。
- 豆腐とうなぎ(1999年)1:51
豆腐とうなぎが仲良く暮らしていた。土用の丑の日にうなぎが捕まって、腹を裂かれ、竹串を刺されてしまった。あの世に言ったら、脇差差して侍になるというと、豆腐も奴になって付いてゆくといった。
- から傘掛け軸(2001年)5:41
富山の掛軸売りが来た。一本だけ売れ残った掛軸を旦那様の所に売りに行った。この掛軸には娘が傘差すどこが描かれていた。明日が雨だと娘がパッと傘を開くという。豪儀な雨の前日、娘は傘を開かなかった…。
- ねずみのお伊勢参り(2001年)6:56
ネズミ3匹が仲良く遊んでいた。人間は伊勢参りに行くというが、おらも伊勢参りに行こうでないかとネズミが相談になった。伊勢参りで「猫にみつからないように」と頼んだ。そこでは団子一つしか買えなかった。
- 嫁の名はおきよ(2002年)2:07
稼ぎ手のあんさがいて、働き者の嫁をもらった。あんにゃも婆さも「おきよ」と呼んでいた。婆さがよんだら「いまおきよとしている」とあんにゃは言った。
- 天狗がくれた隠れみの(1998年)7:03
ノメシコキのあんにゃが山に行って天狗様をたぶらかすという出かけて行った。棒を眺めて、京が見える、江戸が見えると言っていると、天狗が欲しがって隠れ蓑と交換した。その蓑を婆さに燃やされてしまった。
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越後の昔話名人選H 第9巻
収録話者
- 下條登美 橋の夢
- 鈴木百合子 猿婿
- 佐藤ミヨキ きつねどんとかわうそどん
- 中川ナツ子 つぶの子
- 清水静枝 たのきゅう
< CD番号:09 >
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越後の昔話名人選H 第9巻
- 下條登美 橋の夢(1995年)5:47
あるとこに正直な炭焼きが居た。正月の初夢に見たものは、街の真ん中に橋があって、そこに立っているといいことがあるというものだった。夕方になってもなにもいいことがなかった。
- 鈴木百合子 猿婿(1998年)17:33
山の中の一軒家に爺さと婆さが仲良く暮らしていた。爺さが山に行ってボヨ切始めた。腹いたを直してくれたら3人の娘の一人を嫁にやってもいいがと独り言いった。それをサルが聞いていた。
- 佐藤ミヨキ きつねどんとかわうそどん(2000年)17:15
きつねどんがカワソの所に遊びに行った。カワソが魚を焼いていた。キツネが魚をごっつおになった。翌日キツネがかわうそに鶏を御馳走にしようとしたが、やっと1羽捕まえて料理したら、うまくて一人でみな食ってしまった。カワソがきても「てんこうもり」してしゃべられなかった。
- 中川ナツ子 つぶの子(2001年)14:35
仲良い夫婦に子が居なかった。地蔵さんにどんな子でもいいからと頼んで子を授けてもらうことにした。21日に夢の中に地蔵さんが出てきて、ツブを授けてくれた。ツブは賢くて、まんまいっぺい食うだんだと。
- 清水静枝 たのきゅう(2002年)5:03
旅役者で田の久というものがいた。田の久が山の中にあったものが田の久とタヌキと間違えた。タヌキの化けるがん見たことないといった。女の子に化けた。侍にも化けて見せた。
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越後の昔話名人選I 第10巻
収録話者
- 下條登美 月見草の嫁
- 中川ナツ子 和尚と小僧
- 永見恒太 榎峠のおおかみ退治
- 佐藤ミヨキ うさぎどんとふきどん
- 安沢和子 ねこ踊り
- 松田薫 あんさの八卦見
< CD番号:10 >
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越後の昔話名人選I 第10巻
- 下條登美 月見草の嫁(1995年) 6:17
若者が草刈に出かけていると、若い娘がやってきて泊めてほしいと頼む。馬に草をやっていると、月見草があった。若者が帰ってくると嫁が台所で倒れていた。
- 中川ナツ子 和尚と小僧(1998年) 9:15
ある所に和尚と小僧が住んでいた。和尚は小僧に花取りを頼んだ。山で使えと3枚の札をくれた。あたりが暗くなってきて、泊めてくれるところを探していた。中から出てきたのは年寄り婆さんだった。
- 永見恒太 榎峠のおおかみ退治(1999年) 17:12
山野田は家の数より馬の数が多かった。険しい峠で馬ががんくら落ちした。夜になると狼がなくんだんが、村の人は怖がって外へ出る人がいなかった。峠の途中に茶屋を作ってもらった。山野田の庄屋さんが茶屋をつくることになった。
- 佐藤ミヨキ うさぎどんとふきどん(2000年) 10:27
うさぎどんがふきどんに遊びに行った。二人で餅つきしようではないかといいだした。ウサギどんがどどんとつき、ふきどんが手返しした。ウサギどんが山から臼を転がして、ウサギどんは臼について下へついていった。
- 安沢和子 ねこ踊り(2002年)4:11
鵜川に爺さんと婆さんがいて、子がなかった。猫はまんま食うとすっと外へ出て行った。後をつけてみると村がはずれで若者が踊っていたそれは爺様の家の猫だった。家でユウゴウ汁を作ってやったが、へらを火傷して音頭とらんないといった。
- 松田薫 あんさの八卦見(2002年) 8:30
仲の悪いあんさとアネさがいて、あんさを追い出したいと思っていた。あんさが焼け飯食おうとしたら、山賊が盗んで喰ってしまった。家に帰ってきたら、牡丹餅があった。アネさがきたら、あんさが八卦見出来るといった。
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越後の昔話名人選J 第11巻
収録話者
- 永見恒太 からかさと石とかめ
- 中川ナツ子 松之山鏡
- 鈴木百合子 ふるやのもりや
- 佐藤ミヨキ 兄さと姉さの伊勢参り
- 安沢和子 じさの天昇り
- 松田薫 橋の夢
< CD番号:11 >
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越後の昔話名人選J 第11巻
- 永見恒太 からかさと石とかめ(1998年) 12:30
秋山の人が十日町から嫁入りするとき傘さしてきた。秋山の人がそれを見て簪差してきたと思った。嫁と婿で一見にきた。砂糖かい餅を御馳走した。夜中に瓶に入れたかい餅を食おうとしたら瓶から首が脱げなくなった。
- 中川ナツ子 松之山鏡(1999年) 7:45
父と息子が住んでいた。父が死んでしまった。川に魚釣りにいったら鏡がかかってきた。そこに父親そっくりの顔が映った。嫁がきたら、その鏡を押し入れにしまった。嫁が押し入れの戸をあけてみたら、女がいた。
- 鈴木百合子 ふるやのもりや(1999年) 13:57
家の馬を盗もうと狼が家に忍び込んだ。この世の中でいっちおっかないのがなにかと話が聞こえた。爺様はふるやのもりやがいっちおっかないといった。狼はびっくりして逃げ出そうとするが…。
- 佐藤ミヨキ 兄さと姉さの伊勢参り(2001年) 20:30
働き手の兄がいた。伊勢参りに出かけて行くと、きれいなアネさと旅友達になった。二人して新しい家を見つけて暮らすことになった。アネさが家の事が心配になった。留守に嫁の書置きを見つけた「恋しくば訪ね来て見よ…」と書いてあった。蝉屋長者のことだった。
- 安沢和子 じさの天昇り(2002年) 4:39
婆さんが掃除していると豆粒が落ちていて、土に撒いたらでっかい豆の木に成った。爺さがその木に登って天まで届いてしまった。泊めてもらった家は雷の家だった。爺さんが雷の弟子になって、雷が鳴らすと、しずくを垂らした。
- 松田薫 橋の夢(2002年) 4:11
正直な男が夢をみた。夢の中に神様が出てきて川のそばの橋の上に立っているといいことがあると教えられた。5日もそこに立っていたが、いいことが何もなかった。橋のそばのその家の人に話しかけられた。
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